IT検定受験記
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CAD検定試験の落とし穴

 私の仕事は設計事務所のCADオペレーティングです。CADを使って住宅図面を作成する仕事、いわゆるCADのプロです。決して私の仕事の出来具合がプロと言うわけではありません、どちらかと言えばプロの技は全く持っていない方です。しかし、私の考えとしてお金を1円でも頂く限りはプロであるべきだと思っています。私がCAD検定試験を受験して感じたことは恥ずかしくて自分はCADのプロなんて名乗れないという事でした。
○受験勉強
 毎日CAD操作をしているのだからCADは使えてあたりまえ、CAD検定なんてナンクルナイサといきたいところですが、やはり実務と検定は違います。油断したわけではありませんが全ての試験を一発合格とはいきません。CAD検定の勉強はその検定試験にあわせた操作方法を覚えること、当たり前ですがそのとおりなんです。実務ではこの方が早い、とか、このやり方の方がいいと決め付けてしまうと思わぬ結果で不合格になってしまうこともあります。ここがCAD検定の怖いところ、CAD検定⇒CAD実務と言う流れは確かに正しいです。しかしCAD検定=CAD実務ではない事は実際に検定試験を受けて思い知らされました。私はCAD検定の対策テキスト、問題集を反復演習するという謙虚さに欠けていたように思います。検定試験は実務ではない、検定試験の為の勉強が必要です。検定試験の内容は実際のCAD実務では使わない機能だったり操作方法だったりすることもあります。特に図形作成はスピードが命です、対策テキストと問題集で試験時間より短い時間で解いておくことをお勧めいたします。
○受験感想
 CAD利用技術者試験、Autodesk Master、CAD実務キャリア、CADトレース技能審査、建築CADなどの試験を受験いたしました。人気と知名度があり受験者数の一番多いのがCAD利用技術者試験ではないかと思います。
 私が上級試験合格までに時間がかかったのがCADトレース技能審査です。検定試験は建築と機械の二分野に分かれており、各分野は初級、中級、上級の三段階の等級に分かれています。初級と中級は年二回の実施がありますが上級試験は一年に一度しか実施がありません。合格するまでに何度か受験しましたが不合格は全て勉強不足といえるものでした。一年に一度の試験ですから勉強するのが当たり前です、ところが油断と慢心からほとんど演習もしないで受験してしまいました。結果は時間が足りなくなってしまい図面を全て完成させることが出来ないという失態です。後5分時間があったら・・・と何度も後悔したものです。やはりCAD検定はスピードなんですね、そのスピードをつけるのは演習しかありません。普段仕事でそれなりのスピードで描いているつもりでも検定試験の問題は初めて目にします。時間内に完成させるにはある程度の問題慣れと対応能力も必要だと感じました。
 CADトレース技能審査建築分野の上級は受験者が少ないのですが、中級までとは違って図面トレースだけではなく各部詳細まで考慮していないと合格できない内容となっています。内容は難しく厳しいのですがとてもいい試験だと思います。受験者が少ないのはトレースという名称の響きが良くないのでは、と個人的には思っています。アピール資格試験としては少し弱い気がいたしますね。ちなみに18年度の建築分野上級合格者は私一人だけでした。前年は合格者なしだったと思います、受験者も少ないのですが試験も厳しいです。
 Autodesk Masterは現在CBT試験に移行し、CAD利用技術者試験も1級は3分野に分かれ新試験になっているようです。機会があれば新試験にも挑戦してみたいと思います、もちろんしっかり勉強してからです。
 CAD検定試験は慢心した自分の実務と検定試験の違いを思い知らされた試験でした。



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